【開催の目的】
過去の学術集会では、様々なプライマリ･ケア領域での病院総合医について議論してきた。そのため、超高齢社会、医師不足・医師偏在が問題となっている現状では、その役割については理解されてきている。当学会としても『病院総合医養成プログラム認定試行事業』を行ってはいるが、その立ち上げや維持･発展では苦戦している施設が多いと思われる。
今回の企画では、立ち上げや初期の維持に必要なことを、成功例や失敗例を振り返りながら検討し、さらに成功のための維持･発展に必要なポイントについてスモールグループで議論する。管理者、指導医および研修医という立場を超えて、病院のジェネラリストへの思いを本音で語り合える場にしたいと考えている。
【概要】
対象は、①家庭医療･総合内科後期研修医、②後期研修修了者で興味ある医師、③立ち上げを考えている指導医･病院幹部を含め、さらに④総合診療関連に興味をもっている中堅・ベテランの参加も期待したい。『総合医が欲しい』というだけでは改善されない現状のなか、いわゆるスーパードクター依存や既に歴史ある有名医療機関の例ではなく、どの地域・どの規模においても実践可能な立ち上げから維持・発展についての情報や苦悩を共有する時間としたい。
WS は、現状認識（主催者の情報提供）⇒ 立ち上げに必要なもの（グループワーク）⇒維持･発展で必要なもの（グループワーク）⇒全体討論とする予定である。
グループワークは地域や規模別に分かれて、６人前後のスモールグループとなるようにしたい。このWS を通じたプロダクトや医師のつながりから、次に企画に発展していくこともも意識したい。 なお、この企画を円滑に運営するために、過去のプロダクトを一覧できるようなHP も立ち上げる予定であり、参照いただきたい。
① 13:50-14:00 これまでの現状について（川島）
② 14:00-14:30 「立ち上げ時まで」に必要なこと
導入プレゼン（宇井） ５分
グループワーク ２５分
◎グループ分けのご協力をお願い致します
③14:30-15:00 「維持・発展」に必要なこと
導入プレゼン（小西） ５分
グループワーク ２５分
④15:00-15:40 全体討論
⑤15:40-15:50 閉会
名前は当委員会Member/WS協力員：敬称略